エドゥワール・マネ(仏: Édouard Manet, 1832年1月23日 – 1883年4月30日)
《フォリー=ベルジェール劇場のバー》1881-82年 コートールド・ギャラリー
マネの最晩年の作品で、ミステリアスな構図だけでなく絵画からあふれる色彩に心を奪われます。
マネといえば黒を効果的に描く画家と言われています。
ボトルのグリーンや柑橘のオレンジなどとの色彩のコントラストが見事に調和して、黒いベルベットのドレスに合わせたいジュエリーです。
マネの「フォリー=ベルジェール劇場のバー」は、1881年~82年にパリで描かれた最後の傑作といわれています。
鏡を使った不思議な構図の作品ですが、配色をジュエリーにしたところ、とてもおしゃれで落ち着いた大人のジュエリーになりました。
やっぱり名画と言われるものは構図もさることながら、色彩も絶妙です。
絵画ジュエリー©の傑作のひとつになりました。
絵画から「抽出」したビーズの花たち。
ジュエリーに変身します。
このジュエリーを制作したのは2018年の2月でした。
そのときにはこのマネの実物に会えるとは思っていなかったので、2020年に「コートールド美術館展」が東京都美術館で開催されて、”彼女”に会えるなんて、恋い焦がれてあまりの嬉しさに声を出しそうになりました。
会った瞬間、この作品を選んでよかったと思いました。
私の絵画ジュエリー©の代表作になりました。
2020年7月発行『Bead Art 夏号2020 Vol.34』に掲載されました。