ポール・セザンヌ(仏: Paul Cézanne, 1839年1月19日 – 1906年10月23日)
《ラム酒の瓶のある静物》1890年頃 ポーラ美術館
セザンヌの静物画の世界をジュエリーにするのは大変なチャレンジでした。
セザンヌは「現代絵画の父」といわれる画家で、ビセルの”「絵画ジュエリー©」確立の父”でもあります。
パワー溢れる女性に着けていただきたいジュエリーです。
ついにセザンヌの『ラム酒の瓶のある静物』のジュエリーが完成しました。
お花モチーフが特徴で、これまでお花のブーケからインスパイヤされた色鮮やかな作品をたくさん制作してきましたが、華やかなイメージともまたひと味違うビセルビーズジュエリーが誕生しました。
絵画からビセルビーズに色を写し込んでジュエリーにするという試みは、大変難しい作業なのですが、その過程もとても心地よく、できあがった感動もさらに深いことに気づく日々がとても充実します。
セザンヌの配色は、日常に活用できそうな落ち着いたカラーバリエーションが多いような印象です。
とてもおしゃれな大人のジュエリーです。
パワーのある女性に着けていただいたら何乗にもパワーが増しそうです。
作品を作るとき、「これでいこう」と色を決めて制作→夕食後に編み進める→翌朝違うとなり→さらに試作しながら色を決める→夕食後に編み進める→翌朝やっぱり違うとなる、の繰り返し・・・・
何度作り直したことでしょう。
こちらはすべて使われなかったパーツたちです。↑
こちら以外にすでに壊してしまったものもあります。
そして選ばれしものたちはこちら↓
このメンバーにたどり着くまでに大変な作業量でした。
何が違うんでしょう?
色だけ見ればたくさんの候補がありますが、編み合わせていくと、ビーズの加工の種類であったり、順番などで変わっていく不思議な現象があります。
夜にいいぞ!となっても、朝にはダメ!となるのも、そうしたビーズの不思議な魅力のなせるものかもしれません。
今回のセザンヌは、結局意外に少数のカラーパーツとなりました。
モネやルノワール、ゴッホでは20前後ですから、少ないです。
だんだんと色が混ざり合っていく過程が至福です。
絵画シリーズは素晴らしく面白いです。