グスタフ・クリムト(独: Gustav Klimt, 1862年7月14日 – 1918年2月6日)
《オイゲニア・プリマフェージの肖像》1913/14 豊田市美術館蔵
クリムトは19世紀後半から20世紀にかけてオーストリアのウィーンで活躍しました。
日本の浮世絵や琳派の影響を受けたカラフルで鮮やかな色彩はクリムトの特徴でもあります。
青、黄、紫などのさまざまな色を用いた明るい色彩が混じり合ったオイゲニアのドレスは、目を見張る美しさです。
2019年に東京都美術館で開催された「クリムト展」で出会ったオイゲニアの肖像の美しい配色に心を奪われて、ジュエリーにしました。
たくさんの色があふれていて手強そうと思いましたが、意外にもシンプルな色づかいだったとわかりました。
画家のパレットに並んだ絵の具まで想像できるようで、楽しく制作できました。
とにかくカラフルな作品で、気持ちも上がりました。
図録ではなく、原寸大で作品紹介がされている書籍を見ながらの作業です。色もはっきりとわかります。
図録やポストカードと印刷物で色彩がかなり違うのが悩みです。
今回はこちらのページのカラーを参考に制作していきたいと思います。
なじみ感いかがでしょう。
できあがったジュエリーは自然光に照らされて輝いています。
2021年1月発行『Bead Art 冬号2021 Vol.36』に掲載されました。